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2018年2月22日木曜日

驚愕なラストの映画三作品『エスター』『シックス・センス』『ミスト』

■驚愕なラストの映画三作品をご紹介


☆映画『エスター』




孤児院の少女を養子に迎え入れた夫婦が、その日以来奇妙な出来事に遭遇する恐怖を描くサスペンス・ホラー。『蝋人形の館』のジャウム・コレット=セラ監督がメガホンを取り、実子を流産で亡くしたことへのトラウマと謎めいた養女に苦しめられる夫婦の姿を追う。悪魔の形相を見せる少女役の子役イザベル・ファーマンの熱演、ホラー作品を得意とするダーク・キャッスル・エンターテインメントによる一流の恐怖演出が観る者をとらえて離さない。

・映画『エスター』の簡単な感想

この映画を一言で表現するなら「子役の怪演」に尽きると思います。

末恐ろしい……あ、いや、才能溢れるイザベル・ファーマンちゃん、あなた凄いです。大人顔負けの演技とはこのことを言うのかもしれません。

「人生長いんだから、もっと力を抜けよ」と肩を叩いたら、女優オーラで100メートルほど吹き飛ばされそう。←言い過ぎ😑

あまり宣伝がうまくいってないのか分かりませんが、この作品を知ってる人が少ないように思えます。かなりの良作なので観ておいて損はないかと。

☆映画『シックス・センス』




高名な精神科医のマルコムは、かつて担当していた患者の凶弾に倒れてしまう。リハビリを果たした彼は、複雑な症状を抱えた少年・コールの治療に取り掛かる事に。コールは常人には無い特殊な“第6感”――死者を見る事ができる能力――を持っていた。コールを治療しながら、彼によって自らの心も癒されていくマルコム。そして彼には予想もつかない真実が待ち受けていた……。B・ウィリス主演のサスペンス・スリラー。

・映画『シックス・センス』の簡単な感想

「驚愕のラスト!」という言葉で真っ先に思い浮かぶのがこの映画。「俺、途中でオチが分かったわ」とかドヤ顔で喋りだす輩が多いのもこの作品の特徴。

…というより驚愕のラストよりも、シャマラン監督のその後の凋落ぶりの方がビックリしたと二時間くらい語りたいです。

映画製作のセンスはあると思うのに、何故かこの作品以後は良作に恵まれてないのがとっても不思議。(……というか、映画批評家が異常に厳しい評価を下す)

もうこれは一つの傾向として受け止めるしかしょうがないかも。一番シックス・センスを発揮して欲しいのはシャマラン監督だったりします。

☆映画『ミスト』




『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』のコンビ、原作スティーヴン・キングと監督フランク・ダラボンが描くパニック・ミステリー。霧の中に潜む謎の生物に恐怖し、常軌を逸していく人々の姿を描く。混乱する人々をまとめようとする主人公を演じるのは、『パニッシャー』のトーマス・ジェーン。『ポロック 2人だけのアトリエ』のマーシャ・ゲイ・ハーデンが、混乱をあおる狂信的な宗教信者の中年女を怪演。思わず目を疑うような、驚がくのエンディングが用意されている。

・映画『ミスト』の簡単な感想

スティーヴン・キング原作の『霧』を映画化したもの。ドーナツを販売する場所ではありません。

ラストがあまりに悲惨なため、製作会社に反対されるも監督が強硬手段を取って撮影に踏み切ったという、いわくつきの作品。そのせいで費用を削られたため、かなりCGがしょぼいです。

原作もそうですが、この物語は人間の歪んだ内面を描くことを主題としているので、出てくる怪物がどうのこうのいうのは野暮だと思います。CGがしょぼいからって冷めた目で鑑賞するのは止めましょう。

問題のラストですが軽く鬱になります。嫌がらせとしか思えません。スティーヴン・キングが絶賛していましたが、「別にこんな終わりにしなくてもいいんじゃね?」とツッコミたくなります。

ちなみに私は「家族みんなで鑑賞するといいよ。ファミリー向けのほのぼのとした映画だから」と友人に勧めました。二日後に激怒メールが送られてきましたが。
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