■Appleが申請したキーボードの特許書類
実用化されるかはさておき、アメリカのApple社が今年の3月に申請したキーボードに関する特許書類を、ネット上で公開したようです。
United States Patent and Trademark Office - US020180218859
特許のタイトルは「Device having integrated interface system」とあり、キーボードの新しい発想を詰め込んだ内容となっています。
記事の内容から、キーボードの周りがすべてトラックパッドになっているタイプや、柔らかい素材を用いたキーボードを平面に乗せて使用するタイプ、タッチパネルのようにキーボードを映し出すタイプなど様々なアイデアがあるようです。
特許の世界は「言ったもん勝ち」のようなところもあるため、これらの技術が将来実現するかは分かりませんが、どれも面白い発想であることは確かですね。
■注目したいのはタッチパネル式キーボード
特許の書類には指先でどのようにキーを押すかなど詳しく書かれており、申請しただけで終わりという訳でもなく、Appleの本気が伺える様子です。
特に注目したいのは、タッチパネルのようにキーボードを映し出すタイプですね。
私のように、キーを打ち込んだ感触がないとダメな人は苦手かもしれませんが、スマホなどのタッチパネル操作に慣れた人が今では多いので、PC用のタッチパネル式キーボードはこれから歓迎される技術かもしれません。
確かに、キーボードやマウスなどの周辺機器は非常に邪魔な存在です。
これらが無くなったり、一つのタッチパネル画面ですべての操作が行えれば、かなり便利になるかと思います。
それにタッチパネルは完全な平面ですから、ノートPCの薄型化が更に進むでしょう。いずれにせよ、ここ何年かの内にAppleは折り畳み式のiPad(あるいはMacBook)を市場で発表するかもしれません。
MicrosoftのSurfaceなどを見れば分かると思いますが、すでにキーボードを薄型化しようと奮闘していることが分かります。
じゃあ、最初からタッチパネルを活用すれば良いじゃん!…というのが、今後の開発の傾向になるかもしれませんね。
※タッチパネル式のキーボードは発売されているみたいですが、レイアウトを変えられるまでには至ってないようです。