最初のタッチダウンから安定した運用が続いている小惑星探査機『はやぶさ2』。
みんなやったぞーー!!!!!(両手を突き上げて後ろに倒れる)— 小惑星探査機「はやぶさ2」 (@haya2_jaxa) 2019年2月22日
世界中からの応援、ほんとうに、ほんとうにありがとう!#haya2_TD
(IES兄) pic.twitter.com/ebFh9mAwiT
タッチダウンが成功した直後の動画もYoutubeにアップされており、人類史に残る偉業をいつでも見ることができます。
何度見ても感動の一言😄
小惑星であるリュウグウにたどり着くには約32億kmもの距離を飛行する必要があり、はやぶさ2が打ち上げられたのは2014年12月3日であるため、長い時間を旅してのミッション達成となりました。
3月5日には記者説明会が開かれ、タッチダウンの結果やサイエンス上の観点、今後の探査活動の大まかな方針等の説明が行われました。
リュウグウはもともと直径100キロメートル以上の母天体が壊れ、その破片が集まってできたものなので、現在の直径は約1キロメートルほど。
初代『はやぶさ』が観測したイトカワよりも、太陽系形成初期の鉱物が多く含んでいる可能性があるため、持ち帰る予定のあるサンプルにも大きな期待が寄せられています。
そしてリュウグウの母天体が氷微惑星であれば、重要な調査対象である「水(含水鉱物)」が含まれている可能性もあるため、もし見つかれば地球にはない微生物の存在も確認できるはず。
そして、探査経過の途中にある現在の注目点は、リュウグウ表面の層形成に関わる調査・検討です。
「地球の常識では、岩石が層を作るには水が関与するか、あるいは火山活動によって層ができます。ですが、火山が吹き上げるような高温になった可能性は低く、母天体が氷微惑星であった可能性もあります。水はもともと『はやぶさ2』の探査の重要なターゲットで、それが層構造を作った可能性はあります」
今後は着陸による物理的な反応を分析し、リュウグウ表面の層構造がどうなっているのかを検討することのこと。
また、『衝突装置(SCI)』によるクレーター形成実験は4月1日以降の週に予定されています。
3/8 12時4分ごろ(日本時間)受信の航法画像です。リュウグウが視野いっぱいまで広がってきました!— 小惑星探査機「はやぶさ2」 (@haya2_jaxa) 2019年3月8日
なお、航法画像配信サイトでは、衝効果で明るくなってきたため、地上処理での輝度補正設定を変更しました。https://t.co/uXdWjEtLUg pic.twitter.com/PXPXIKuDW1