「着るだけで筋肉がつく」と言われていた加圧シャツですが、消費者庁の調査により景品表示法の優良誤認に当たるとして、9社を対象に措置命令が下りました。
つまり、「着るだけで筋肉つく」という科学的な根拠はなく、このような広告表示は”誇大広告”として扱われるようになった訳です。
消費者庁は景品表示法第7条第2項の規定に基づき、9社に対し、それぞれ期間を定めて、当該表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出を求めた。資料は7社から提出されたものの、いずれも合理的な根拠を示すものとは認められなかった。このため、消費者庁は9社に3月22日付けで当該製品が景品表示法に違反する旨を消費者に周知し、再発防止策を講じるとともに、今後、同様の合理的な根拠のない表示を行わないよう措置命令を下した。
これらの商品は、有名人を起用して大々的に宣伝していたこともあり、テレビの番組を通して謝罪するなど、そのゴタゴタした様子が私たちにも伝わってきます。
私も着用してトレーニングを続けていますが、これを着て筋肉への負荷が強いと感じたことはありませんでしたね😓
…とは言え、「何のメリットもないのか?」と問われると「そうでもないかな」といった感じです。
全体的に体が締め付けられる感覚があるため、姿勢は正しくなるような気がしますし、ハチマキを頭に縛って気合いを入れることに似ている気がします。
また、実際のトレーニングにおいてブカブカのウェアを着て行うのでは効率が悪いですし、何より動き難いため、ある程度フィットしているものは重宝します。
今回は「着るだけで筋肉がつく」という内容のみ、私たち消費者は無視すれば良いかなと。
もともと業界では「やりすぎ」という声も上がっていたようなので、健康商品の販売は本当に難しいなと思いますね。