炎上が続くAIによるイラスト自動生成

 

AIに著作物を食べさせるのは違法？

AIによるイラスト自動生成サービス「mimic」が炎上し、現在は全機能停止に追い込まれました。

【指摘相次ぐ】イラストAI「mimic」、全機能の停止を発表https://t.co/GOK1y8p55G

「ベータ版では不正利用を防ぐ仕組みが不十分であると考えた」として、全機能を停止すると報告。「不正対策を改善できた場合に正式版をリリースいたします」とした。 pic.twitter.com/XgAfxBfA90

— ライブドアニュース (@livedoornews) August 30, 2022

炎上に繋がった原因は、mimicのAIに他人の著作物（主に絵画）を学習させることに拒否反応を示すクリエイターが爆増。

AIが学習を終えれば、絵師さんの描いた絵とそっくりなものが大量生産できるため、危機感を持った者が批判的なコメントを開発会社に連投しているようです。

ではAIに他人の著作物を学習させることは違法なのでしょうか？

イラスト生成AIについて説明してみます
AI学習禁止はできるのかをAIエンジニアが短く話します - Make組ブログhttps://t.co/R7knatrTk4

— 清原弘貴@ShodoでAI校正 (@hirokiky) August 29, 2022

結論から言うと、AIに他人の著作物を学習させるのは「違法ではない」です。

イラストの構図や表現がまったく同じ作品をネット上にアップするのは違法行為ですが、少なくともAIに学習させたものをアップロードするのは法律上問題なさそうです。

……とはいえ、少し前にトレパク疑惑で炎上した問題がありましたが、この界隈、「似たような作品」に拒否反応を示す人が多いことでも有名なので、腫れ物に触ってしまったという感じがこちらにも伝わってきます。

怖いのはAIじゃない。『どうせPC使えばチャチャッと5分で描けるんでしょ』とかほざく人間どもだよ

— 佐山聖子 (@mill_sister) August 30, 2022

近い将来、上のコメントのようなことを言い出す人が現れると思いますので、絵師さんにとってはアイデンティティを破壊されたような気持ちになりますし、お金を貰っている人は死活問題へと発展しそうです。