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2018年2月28日水曜日

2020年になくなる仕事を考えてみる

■「2020年になくなる仕事」について考えみる



ネットで色々読んでいたら、こんな画像を見つけました。話題が出たのが2014年くらいなので、約4年前の予想ですね。





なるほどと思ってしまうものや、それは違うかもと思うものがありましたので、少しだけここで私なりの考えを述べたいと思います。



■電子化によるペーパーレス(一部、ほぼ賛成意見)


まず話の肝となるのはデジタル化による「ペーパーレス」です。


これにより「新聞配達員」や「郵便配達員」などの存在が危うくなると書かれていますが、どちらかというと本当に危ないのは「新聞配達員」であり、「郵便配達員」はそれほどでもないと思います。

なぜ「新聞配達員」が危ないのかというと、売るコンテンツが「新聞」しかないからです。この新聞ほどデジタルコンテンツにしたら便利なものはありません。


また、新聞には「情報の賞味期限がある」ことと、「読み終えたらゴミになる」という事実があります。ようするに世の中のデジタル化に対抗する際、新聞には不利な要素が多過ぎるのです。

「郵便配達員」に関しては、さすがにメールなどの機能が発展したとはいえ、ビジネス上の正式な書類は紙で送ると思います。


使い方によっては紙のほうが効率的な場合もあるため、すべてをペーパーレスにするのは難しいと思いますよ。


■対人業務など(ほぼ反対意見)


「レジ係」、「一般事務、秘書」、また「教員」などが記載されていますが、これは防犯や対人サービスの観点から難しいかもしれません。


確かにスーパーなどのレジは、セルフサービスで行われている店舗が散見されますが、清算を個人で行うというのは日本のように安全性の高い国だから可能であって、治安の悪い国では相応のリスクを背負い込まなければならないと思います。

海外のAmazonが無人コンビニに挑戦していますが、早速万引き動画がアップされていますしね😓

「一般事務、秘書」などは「欧米ではリーマン・ショック後、この種の雇用が減少」と書かれていますが、これは単に景気が悪くなり、やむを得ず人員削減をしたのかもしれません。


…それに秘書の仕事は単なる連絡係ではありませんから。

最後に「教員」ですが、教員がなくなるということは、学校そのものがなくなるということです。いくらネットが普及して情報や知識の共有ができたからといって、学校そのものを全撤廃するというのはリスクが大き過ぎます。


少子化が進んで廃校になる学校が後を絶ちませんが、それとこれとは別の話だと思います。


■専門的な職業(ほぼ反対意見)


「通訳、速記、ワープロ入力」「プログラマー」ですが、これらは人間の創造性に委ねられる職業だと思います。


「通訳」と「速記・ワープロ入力」が一緒の所に書かれていますが、翻訳とパソコンの入力作業は立場が違うと思いますし、言葉のやり取りはそれほど単純ではありません。

通訳は「対人業務」に当てはまるので、営業能力と創造性、そして経験が試されます。パソコンの画面だけ見て相手の言葉を鵜呑みにすると、思わぬ失敗を招くことになるからです。


みなさんもメールを送った後に、相手から全く違う反応をされた経験はありませんか?

特に他国の人間は価値観そのものが違う可能性があり、通訳を間に置くというのは、ある程度クッションの役割も果たしているのです。

また、プログラマーは創造性が試される職業の最たるものです。確かに作業の一部を簡略化することは可能かもしれませんが、肝心な部分は必ず人間が関わらなくてはいけません


…とはいえ、すでにAIがいくつかプログラムを作成していることから、2020年は無理でも、いつかは人間の介入が必要なくなる可能性はあります。

プログラミングを義務教育として取り入れようとする傾向がありますが、今の子供たちが大人になる頃は、「AIソフトウェアをどう使いこなすか」ということに重点が置かれると思います。

カチャカチャとキーボードを叩く作業よりも、各社が提供するAIソフトウェアの仕様を理解する能力が求められるはずです。

つまり、自分の使いこなせるソフトが多ければ多いほど生き残れる世界だと思います。プログラミングは二の次です。


■レンタル業務(ほぼ賛成意見)


実はこの「2020年になくなる仕事」を読んでいて、一番なくなるだろうなと思ったのが「レンタルビデオ」です。

他の職種は「まあ、そうかも」くらにしか思っていませんが、このレンタルビデオだけは唯一なくなる可能性があると予想しています。

デジタルコンテンツの配信は本当に便利。わざわざレンタルビデオ店に足を運ぶことなく、映画など見たい時にいつでも見れるのは大きいです。


金額が少し割高なのが難点ですが、その内レンタルセールなど配信会社が積極的に行うと思うため、将来的には更に売り上げを伸ばすはずです。

レンタルビデオ店もある程度の改善策を考えないと、確実に店舗が減ると思います。それに、ゲームソフトの中古販売も同じく減少するでしょうね。


SONYなどは中古対策としてソフトのネット認証に躍起ですから、こういったデジタルコンテンツを店舗で売るという発想は下火になると思います。


■まとめ


先にも述べました通り、この「2020年になくなる仕事」を読んでも、それほどピンと来るようなものはありませんでした

ようは職業に対する影響力が少なくなるだけであって、その業務を生かす殺すも経営者の“考え方次第”のはずです。

中には「極論だな」と思ったものも少なくないため、今ある仕事にしっかり向き合うことが大切だと思います。
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