スペインメディアからF・トーレス選手の現状を心配されるのは大いに理解できます。
移籍した「サガン鳥栖」は現在16位。このままならJ2へ降格する順位であるため、何が何でも15位以内を目指す必要があります。
…とはいえ15位以内に入ったとしても、トーレス選手の欧州リーグやW杯おける活躍を考えれば、あまりに低い目標だと言わざるを得ません。当然、スペインメディアからも「別にサガン鳥栖で頑張らなくても…」という声が上がるのは予想できた話。
トーレス選手を最大限に活かすには、やはり優秀なパサーが必要になります。前線の変化におけるサガン鳥栖MFの現状は、やはりまだ対応できているとは言えないようです。
「できればディフェンスラインの後ろにボールが欲しいんですけど、何回行ってもスルーパスが来なかった」試合後にF・トーレス本人がそう嘆かざるを得ないのも仕方ない。それほどの手詰まり感が、この日の鳥栖にはあった。F・トーレスに1度もシュートシーンを作れなかったこの日の低調な攻撃に、キャプテンの吉田豊は試合後、「トーレスがペナルティエリアの中で仕事をしてもらえるような環境を僕らがつくらないといけない」と苦言を呈した。
上記の内容は8月1日の清水エスパルス戦でのコメントです。フラストレーションが溜まっていることが伺えますが、ネガティブに捉えず、こうした意見はどんどん出すべきだと思います。
練習では分からないことも多いですし、試合を重ねながら連携を高めることが、今後におけるサガン鳥栖の最大の課題でもあるからです。
8月5日にはサガン鳥栖もセレッソ大阪に対しトーレス選手移籍後の初勝利を挙げ、チーム全体がポジティブな雰囲気に変わりました。次はトーレス選手の初ゴールが見たいですね!