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2019年4月14日日曜日

「座して稼ぐ」ことを認めない日本の風潮


こんな記事を見つけました。




記事の内容は日本企業の生産性や雇用の流動性について語っていますが、私が注目したのは国内での「働き方」についての考えや、IT分野など「座して稼ぐ」職種にどうしてこうも給与が低いのかという懸念です。


まず「働き方」についてですが、ひろゆきさんが言うように職業には個人の向き不向きがあるため、向かないと判断すれば次へ行く環境を整えれば良いという考えですね。


しかし、今の日本は同じ会社に留まり定年まで働くという考えが根付いており、比較的柔軟な考えを持つ20代~30代の人が会社の上司にならない限り、労働環境や法律の改善は進みそうにないのが現状だと思います。

フランスって4カ月働くと、最長2年まで失業保険が、前の給料の6割の額もらえるんです。だから、ずっと働いている人間より、短期間で辞めている人間のほうが人生楽しいんですよね。


この内容が事実であれば、失業率の数字だけでその国の内情を判断するのは間違いだと分かります。


『働き方改革』と叫ばれる今の日本ですが、権利を勝ち取ろうとする意識がまだまだ弱い国です。


欧米は頻繁にストライキを行いますし、積極的に法律から変えようとする姿勢なので、特にサービス残業などの悪習はすぐに見直すべきだと考えます。


また、日本は「座して稼ぐ」ことを認めない風潮が強い国です。

現状、利益が上がる業種であるITの分野で、日本はどんどん後進国になっている。中国には人権という概念がないので、人の行動でも医療品の開発でも、ものすごい速度でデータを集めることができます。そのデータを海外に売るようになったら勝ち目がない。一方のアメリカ型ITは、世界レベルで切磋琢磨している頭の良い人たちに巨額の給料を払って、クオリティーの高いモノをつくらせている。そういった製品やサービスに日本は勝てないですよ。


ひろゆきさんが言うように、IT分野での給与が他の国と比べて本当に低い。


インフラを支えてくれるエンジニアは、今後海外へ行くことが中心となるため、技術の後退はこれからどんどん進むと思われます。


優秀な人たちに留まって欲しいと願うなら、”世界基準”の給与を支払うしか方法がありません。


「寝言を言うんじゃないよ」と思われるかもしれませんが、海外との給与の差を見れば国内で働くことが馬鹿らしくなりますよ。


言葉の問題ですが、これは住んでいれば何とかなります。


今はアジア地域で積極的に優秀な人材をかき集めていますので、チャンスがあれば挑戦するのも悪くないですね。


また、同じ「座して稼ぐ」ものに、アニメーターやイラストレーターなどの職業も給与が少ないことが分かります。


日本はクリエイターに対する扱いが本当に酷い。


世界は日本のアニメを「芸術作品の一つ」と見る傾向があるため、こちらも実力があれば国外へ目を向けてみるのも悪くないと思います。
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